ネコづくし

山に捨てられ、山猫生活の末、山で拾われ家猫に・・・激動の人生を送る黒猫ブンブン丸の弟分ブンタと山の仲間達の日常を綴ります

◆術後の経過

ある日の夜10時前、睡魔と戦いながら夜食をねだりに来たブンタ。

必死に目をこじ開けながら「何かチョーダイ」とアピール中。

だけど、寝る前に食べると胃に負担が掛かるのは人間と同じだろうしなぁ。

 

ま、小腹が空いて眠れないのも人間と同じか。

食べるのもよく食べちゃいるけど、よく遊んで活動量も多いからヨシとしよう。

最近は猫じゃらしにハマってて、物陰に隠れて狙いを定めてじゃらし目掛けて

ズドドドドーッと追い掛けてはまた別の場所に隠れ・・・を飽きもせずに

延々と繰り返してる。

 

部屋の隅っこでビームを放ちながら待ち伏せ中。

 

朝起きるとじゃらしが部屋中に散乱してることもよくある。

 

夜アクティブな反動で昼間は省エネ運転。

 

耳の手術痕はだいぶ毛が生え揃ってあまり目立たなくなってきた。

 

耳の裏側で見えていなかったから本ニャン的には気にならなかっただろうけど、

見てるこっちは目に入ると気になっちゃうし、引っ掻いて出血したらと

ハラハラしてたからやっぱり思い切って手術してもらってよかったと思う。

見た目もスッキリしたし。今後は再発していないかどうか注意して

見ておかなきゃニャ。

◆日帰り入院

ブンタの右耳の裏側にあるデキモノ。肥満細胞腫によるものと診断されてから約2年

経ってることもあり、かかりつけの獣医さんからは「あまり活発なヤツではなさそう」

と言ってもらっていて、病院に行った時に診てもらいつつ、赤みを帯びてきたら

塗り薬を塗ったりしながら様子を見ていた。

 

先生は外科手術での除去にあまり積極的ではなさそうなんだけど、

ジワジワと大きくなってきてるのもさることながら

膨らんで厚みが出てきてるのがどうにも気になって仕方がない。

 

このことでずっとモヤモヤ悩んでいたので、以前ブンタが紐を誤食した時に

お世話になった獣医さんにセカンドオピニオンを聞きに行ってみることにした。

腫瘤の大きさは約7ミリ。先生曰く「このサイズになったらもう様子見はせず

手術で除去した方がいい」との診立て。私自身も「やっぱりそうだよね」と

腹落ちしたので、そこからはソッコーで翌日かかりつけの病院に行き、

手術に向け血液検査やレントゲンも撮ってもらって全て問題ナシで

直近の日程で5日後に手術の予約を入れてもらった。

 

さぁ、それからが大変!

ブンタが嫌がらずに付けてくれそうなエリザベスカラーをネットで探しまくり、

いくつか注文したうち最初に届いたものを試着。でも、案の定嫌がって

ズリズリズリズリ延々と後ずさりして家具に激突したりで危ないったらありゃしない。

仕方なく視界を遮らないよう逆向きに装着してみるも効果ナシ。

 

ま、ここまでは想定内だよ。周りのまぁるい部分をカットして

最小サイズにリメイクしてみたら、あまり違和感が無くなったみたいで

装着したままでゴハンも普通に食べてる。

 

「ブンタ~、エライぞ!」

 

そうこうしてるうちにあっという間に手術前日。当日は食事禁止なのでこの日は

夜食もいつもより多め。

 

そして、手術当日。気配を察知して逃げ隠れするブンタ。

 

いつものようにキャリーに入るのを全力で拒否してたブンタだけど、

「大丈夫、痛くないんだよ(←ウソ)、お耳のポッチ、取ってもらうだけだからね~」

と諭すように滾々と話しかけていたら、不思議なことにスッと入ってくれた。

おぉ、話せばわかるんだ!いや、聞き疲れただけかもしんないけどね。

 

先生からは「手術が終わって麻酔から覚めたら連絡します」って言われてたけど、

予想よりうんと早く1時間くらいで連絡があって、あまりに早いから

「手術中に何かあったんだろうか?」とドキドキしながら電話に出ると

「終わりましたよー!」って言われてヘナヘナと全身の力が抜けてしまった。

あぁよかった・・・。

 

無事に帰宅してゴハンにがっつくブンタ。それでも少しヨロッとしたり

やっぱりしばらくは多少違和感があったけど、夜にはオモチャを持ってきて

「遊ぼ」と誘うほど通常運転に戻ってた。

 

手術当日はこんな感じだった傷痕。

 

4日後はこんな感じ。

 

1週間後には抜糸も済んでスッキリ。何故かお手々は「ギュッ」。

 

12日後。徐々に毛も生えてきて凹凸のあった傷口も順調に綺麗になってきてる。

 

今回飲ませるのに苦労したのがこの抗生剤。痛み止めは小さめの錠剤で

おやつにねじ込んであげるとわりとすんなり食べてくれたんだけど、

これは半錠でも結構大きくておやつに仕込んでるのがバレてしまった。

更に半分に割ってみてもダメで、最終的には粉状にしてちゅーるに混ぜて

無理やり口に塗りまくるという荒業で飲ませるしかなくて、

お互いに随分ストレスが溜まってしまった。

 

でもまぁ。何とか投薬期間も終わって本ニャンも至って元気。

 

組織検査の結果は、広めに切除した外側にも細胞がチラホラいたそうで、

再発の可能性もなくはないから注意しておかなきゃいけないんだけど、

まずは無事に手術が終わってひと安心。どうかこのまま再発しませんように!

◆お下がりの猫じゃらし

山の猫達と遊ぶ用の猫じゃらしを洗って干して、綺麗になったからしまっておこうと

思ったらブンタに見つかってしまった。これがまた大ハマりしたみたいで

朝な夕なにくわえて持ってきて「あ・そ・ぼ」とせがんでくるようになった。

 

「フリフリして欲しい」の顔。

 

1日中、じゃらしのことが頭から離れないようで、暇さえあればくわえて来るけど、

私が仕事や用事をしている時は、ひたすら我慢の子で待っている。

 

夜は夜で寝る間際まで遊んで、姿が見えなくなったと思ったら

遊び疲れて先にベッドに行って寝ていたり。

 

そして、また朝も早よから・・・

 

山の猫達のお下がりのこの猫じゃらし、遊びすぎてもう既にヨレヨレ・・・

一旦ハマったらオモチャが壊れるまで遊び続けるブンタなのだった。

 

 

なかなか山に行けないけど、山の猫達、暑さに負けず元気にしてるかしら?

今度行く時は新しいのを買って行かなきゃニャ~。

◆夏の風物詩

夏の風物詩である「猫が家のあちらこちらで落ちてる」季節到来で、

ウチでもブンタがお腹を出して転がってることが多くなった。

 

ゴロ~ン。

 

また別の日もゴロ~ン。

 

毎日、ゴロ~ン、ゴロ~ン、パッカ~ン。

 

時々、ゲシゲシ。

 

こうして近頃は毎日退屈そうにゴロゴロしてるブンタだけど、

一昨日はベランダで何やら獲物を発見してしまったようで

「何かガサゴソやってるなぁ」って嫌な予感はしてたんだけど、

いきなり蝉をくわえたままダッシュして猛スピードでリビングを通過!と思ったら

またダッシュで戻ってきて目の前に蝉を「ポイッ」。

「ギャーーーッ!」と悲鳴を上げて逃げ惑う私の後を蝉をくわえたブンタが

追い掛けて来る。蝉は蝉でパニックになって狂ったように飛びまくる。

蝉と私からしたらもう地獄絵図。喜んでるのはブンタだけ。

 

アレ、絶対わざとやってるに違いニャイ。

 

◆菌活と盗み食い事件

先月、ポリ袋や観葉植物を齧ってしまい、病院ハシゴさせられてから1ヶ月。

結局、齧った断片の排出は確認できなかったけど、

食欲もあって特段変わった様子もなく元気そのもののブンタ。

ただ、ちょっと気になると言えば、触診の際にも獣医さんに指摘された

「便が硬い」こと。ウサギのフンとまではいかないけど、

見るからに水分不足でコロッコロのカッチカチ。

 

ただ、これは今に始まったじゃないから、フードの影響か体質的なものだと思う。

水分不足の対策として、普段は液状のおやつをお湯でのばして

なるべく水分を摂取させるようにしてるんだけど、獣医さんに言わせれば

それよりも「カリカリに水をぶっかければいい」と。

で、その通りやってみたら、水浸しになったカリカリを見て

若干迷惑そうな顔をされたので、試しに乳酸菌配合の缶詰を多めにあげてみたら

ほどよい硬さのツヤツヤした感じになってきた。

 

「な~んだ、それなら乳酸菌をフードに掛けちゃえばいいんじゃ?」

 

というワケでポチッとしたのがコレ。

粉状の分包タイプで食事やミルクに混ぜてあげるだけなのでお手軽。

 

注意書きに書いてある分量を目安にカリカリにフリフリ。

 

初めはちょっと不審そうにニオイを嗅いだりしてたけど、問題無く食べてる。

 

ヨシヨシ。これでしばらく続けてみて良さげだったらリピートしよう。

「これでツヤツヤ・フワフワのウンチになるかもな~」なんて思いながら寝て、

今朝、3時過ぎ。リビングから「カサカサ…」と聞き慣れない音がして目が覚めた。

ブンタがトイレにでも行ってるんだろうと思って寝ようとしたら再び「カサカサ…」。

不審に思って照明をつけてみたら、ブンタが食糧庫からピューレを出して

盗み食いしてるところだった。

 

はい、即、没収の撤収。でも既に4本中、3本に牙の痕が。

以前にも何度か前科があるんだけど、ここ数年はなかったから

ちょっと油断してた・・・

ブンタとの知恵比べに勝てる自信が無くなってきたニャ~。

 

bunbunmaru.hatenablog.com

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◆続 病院ハシゴ

先日、ポリ袋を齧って病院ハシゴさせられたブンタ。

その後、齧ったポリ袋片の排出は確認出来ずじまいだけど、獣医さんによると

経過日数から見て恐らくもう細切れになって出てるのではという診立てだったし、

本ニャン的には至って元気でよく遊び・・・

 

よく寝てる。

 

「やれやれ、これでひと安心」と思った矢先、今度はスパティフィラムという

観葉植物の葉っぱを齧ってしまってたことが判明。

齧った部分はそんなに多くはないし特に変わった様子も無いけど、

念のため病院に行くことに。齧った葉っぱを持参して植物名を伝えると

それほど毒性が強い植物ではなさそうだし、齧った量も少ないこともあって

「様子見で大丈夫でしょう」ということでこれまたひと安心。ふぅ。

 

本来、猫と暮らす家に観葉植物は置かないに越したことはないんだよなぁ。

植物は出来るだけベランダに出したり、留守中はひとつの部屋にまとめて置いて

ドアを閉めてブンタが入れないようにしたりはしてるんだけど、

お腹が空いてる時が要注意で、こっちがちょっと目を離した隙に齧ってるパターンが

続いてる。これは何か更なる対策を練らなくちゃだニャ~!

 

◆病院ハシゴ

家の中のどこかにいるはずなのに、時々フッと姿が見えなくなるブンタ。

普段あまり入れない押し入れやクローゼットなんかは特に興味津々で

ちょっと開けた隙に目にも留まらぬ早業で忍び込んでるもんだから、

気が付かないうちに閉じ込めてしまってることもしょっちゅう。

キッチンカウンターも人気のスポットのひとつ。

 

こういう時は気配を消そうとしてるみたいで、何度呼んでも返事はニャイ。

ついこの前も押し入れに閉じ込められたばっかりなのに、全然懲りてないね。

 

そんな調子で家中の至る所を探検するから、レジ袋とかビニール袋とか

誤食しそうなものは極力ブンタの目につかないところに隠してるんだけど、

1週間くらい前、ちょっと置いといたポリ袋を目ざとく見つけて齧ってしまってた。

残ったポリ袋から推測するに、恐らく5~6cm四方は食べてるハズ。

恐らく既に丸1日経ってるから胃から腸に下りてるはず。

病院に行こうにもこういう時に限ってかかり付けの病院は休診日。もうひとつの病院も

午前中は先生が不在で診てもらえない。仕方なくちょっと遠くの病院まで行って

診てもらったら、「このくらいなら大丈夫」って診断で事なきを得て帰宅。

 

思いのほか長距離の移動になっちゃって、余計にご立腹のブンタ。

 

・・・と誓ったブンタだったけど、ポリ袋片は3日経っても排出されず。

折も折、オモチャで遊んでエキサイトしてる時に「ギャッ」と悲鳴を上げるという

シーンが立て続けに2回あり、「やっぱりどこかで詰まってるんじゃ・・・」と

不安になって、今度はかかり付けの病院に連れて行くことに。

 

齧ったポリ袋は最初の病院に提出して返却されなかったから

現物と同じポリ袋を持参して症状を説明し、触診してもらった診断結果はというと

「誤食した部分の大きさと経過日数から察するに、断片になって

もう既に排出されてる可能性が高い」そうで、結論としては、1軒目と同じく

「このくらいなら腸で詰まることはないから大丈夫」というものだった。

 

そんなこんなで異例の病院ハシゴ、しかも2軒目は寝込みを襲われての通院で

その日は夜まで警戒モード全開のブンタなのだった。

みなさま、愛ニャンの誤飲・誤食にはくれぐれもご注意くださいニャ~。