ある日の早朝5時過ぎ。リビングから「ガサガサ・・・ゴソゴソ・・・」と
奇妙な音が聞こえてきた。
「この音、何だっけ?何か聞き覚えあるんだけど・・・」
と思いつつ眠気に負けて起き上がれず。
「う~ん、でも今日はバイトの出勤日だからそろそろ起きなきゃなぁ」
と、眠い目を擦りつつリビングに行ったら、パウチがひとつ床に転がってるのが
目に入った。
「ん?何でこんなところに?」
「んんっ?」
「しまった!またやられたーーーっ!」
恐らく犯ニャンは棚の中に潜り込み、鼻先で食糧庫のフタを開けて
中のパウチをくわえて引っ張り出し噛み付いてみたものの外装が硬くて食いちぎれず、
諦めて放置したと思われる。
以前、同じ手口でちゅーるを盗み食いされたことがあって
ちゅーるの類は全て撤去して場所を移したんだけど、
流石にパウチのパッケージは食いちぎれないだろうと踏んでそのままにしてたのよね。
今回は未遂に終わったから良いようなもんだけど、危なくてしょうがない。
こりゃあパウチも撤去だな。
素知らぬ顔で毛繕いに勤しむ犯ニャン↓
「こりゃ!盗み食いはダメだって言ったでしょー!」
現行犯じゃないから、あくまでもシラを切り通すブンタなのだった。