黒猫が家にやって来ました。
名前はブンブン丸。昨年の夏、猫山に捨てられたネコです。
猫山でネコ達のお世話をされている方々の間では少々顔の知れたネコだと思います。
共に20年近く生きた先代の2匹のネコを10年以上前に見送ってから
「もうネコは飼わない」と心に決めた我が家ですが、
連日連夜繰り広げられ紛糾した家族会議の末、ブンブンは家に来る事になりました。
その経緯は追々お話しするとして、家に来た時から現在までの様子を少しご紹介します。
山と友達にお別れする時は、わりとすんなりケージに入ってくれました。
家に到着するまでの車中でも「ニャン」とも言わずに
拍子抜けするほど大人しくしていたブンブンですが、
流石に環境の変化に戸惑っていたのでしょう。
当日はケージから出てこずそのまま1晩過ごしました。
内心では緊張していても動じないフリをするタイプかもしれません。
翌日、動物病院でシラミ退治と爪のカットをしてもらう間もされるがまま、
正しく「借りてきた猫」状態でした。
体重を量ってもらったら6Kgありダイエットを勧められました。
この日、初めてコタツに入り、すぐに気に入ったようで長いこと入っていました。
しばらくして覗いてみるとワンコのように舌を出してハァハァと呼吸し始め、
ネコのあんな様子を見たのは初めてだったので、あの時はかなり焦りました。
暑くなったら出てくるだろうと思っていたのですが、
1年以上も寒風吹きさらしの山にいてコタツに慣れていなかったせいか
或いはそもそもコタツを知らなかったのか
暖かくてウトウトしている間に体温が上がり過ぎたようです。
その一件でコタツが嫌になってしまったのか、
今は1日のうち20時間ぐらいを押し入れで過ごしています。
静かで薄暗く外の様子も見えるのでかなりお気に入りのようです。
気に入り過ぎて「押入れひきこもり」状態ですが、
声を掛けるとゴハンを食べに出てきて水を飲んだ後、トイレも済ませます。
1度教えただけで爪とぎも決まった場所でやってます。
ブンブンを迎え入れるまで1ヶ月ほど毎日のように会いに行って
コミュニケーションを図っていたので少しは気を許してくれていたのか、
2日後には膝の上でもお腹を出して寝てくれるようになりました。
スマホで撮ったため画像が粗いですが。
日を追うごとに慣れてきて、リビングやダイニングを探検したり
ネコじゃらしで遊んだりして、ひきこもり部屋から出ている時間が
少しずつですが増えてきています。
でも、何かに驚くとピューッとひきこもり部屋に帰っていきます。
そんなこんなで、今のところおニューのベッドも猫ハウスも殆ど使われていません。
男の子なのに家具がピンクなのが嫌だったのでしょうか。
でも、ネコの視力って赤系を認識しないらしいので
「女の子みたいでイヤだ!」と思っているワケではないようですが、
まぁいつか使ってくれる日を待つ事にします。
ネコの名前の由来は「寝る子」との説もあるそうで、
その由来に違わず本当によく寝ます。山猫時代もよく寝ていたので
単に寝るのが好きなのかもしれませんが、あまりにも長い時間寝てばかりなので
最初はどこか具合が悪いんじゃないかと心配したりもしました。
ブログを作ってみたものの「寝てる様子の記事ばかりになるやもしれぬなぁ」
と一抹の不安が心をよぎっています。