ネコづくし

山に捨てられ、山猫生活の末、山で拾われ家猫に・・・激動の人生を送る黒猫ブンブン丸の弟分ブンタと山の仲間達の日常を綴ります

◆抜歯騒動

昨日は病院で抜歯処置の日だったブンブン。

朝5時に起きて、リビングにいたブンブンに「おはよう」と声を掛けると

「お腹空いたから早くゴハンちょうだい」って感じで食器の前へ直行。

 

「ごめんね、今日はあげられないんだよ」

 

全身麻酔だから前日の夜10時以降は絶食、当日朝9時以降は水も飲めない。

「ネンネしようね」とコタツに入れてもすぐに出て来て食器の前に戻り

「ここにいればゴハンがもらえる」と信じてキチンと座ってる。

私がバイトに行く頃にはようやく諦めてコタツに入って寝ていたけど、

帰って来るとすぐに出て来てまた食器の前で鎮座。

気分転換にベランダに出ると迷わず猫草の方へ直行し、

ハムハムッと齧りかけたもんで慌てて部屋の中へ。

病院にいるのは苦痛だろうから予約の時間内ギリギリに行くつもりだったけど、

うっかり何か食べてしまう前に病院に行くことにした。

 

この日の体重は、前日の夜に食いだめした分、100g増えて5.7kg。

獣医さんから処置の説明を受け、ブンブンを預けて後ろ髪を引かれつつ病院を後に。

自宅待機の間、緊急の連絡が入りやしないかとドキドキハラハラで、

2時過ぎに「無事に処置が終わって麻酔から覚めました」と

連絡をもらった時には心底ホッとした。

 

ところが、喜びも束の間。

夕方、指定された時間になってお迎えに行って診察室で待っていると、

「ウ゛~~~ッ」と地の底から響いてくるような低い唸り声がして

出て来たブンブンは預けた時とは別猫のようだった。

 

麻酔前の血液検査で腎臓の数値が高かったので、処置中も処置後も点滴をしてたそうで

左手には点滴の針が刺さったまま、首にはエリザベスカラーを付けられて

ストレスで背中はフケだらけ。一瞬、触るのが躊躇われるほど、

今までに見たことない凄い剣幕で怒っていた。

 

夕方6時頃に帰宅するとトイレに直行。オシッコをした後、ウンチをしようと

トイレの縁に手を掛けた瞬間、麻酔から覚め切ってない体は

ヨロッとバランスを崩して「ドサッ」と尻もちをついてしまった。

抱き起こして体を支えながらウンチを済ませると

それからしばらくはコタツに入って寝ていたけど、

2時間くらいすると食欲が出てきたのかペースト状のパウチを少し舐めた。

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怒りと疲れと麻酔の影響と、色んな感情が相まって 複雑な表情。

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8時頃に出て来てからは、水を飲んだり、ウトウトしたりして、

少し元気が出て来たのかベランダに出てみたりしていた。

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10時過ぎにパウチをほぼ1袋食べた後は、

ご機嫌ナナメの時に入る箱ベッドでフテ寝。まだ表情は険しい。

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ナデナデしながら添い寝していたら、ようやく喉をゴロゴロ鳴らし始めた。

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そして、今朝。朝から食欲モリモリでカリカリを食べるブンブン。

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ゴハンを食べられず、トイレも我慢して、痛いことばっかりされて、

怒りまくって、疲れ切って帰って来た昨日のブンブンを見てると、

正直、抜歯しない方が良かったんじゃないかと後悔したりもした。

何故、そんなことをされなきゃいけないのか理解出来ないだけにこっちも辛い。

でも、抜歯して歯肉炎も治まるだろうし、反対側の歯も綺麗にしてもらって

口臭も無くなったし、お口スッキリでゴハンを食べられるようになったから、

痛い思いをさせちゃったけど許してニャ~!

 

 

◆今日のニャンコ◆

バイトしてるお店の周辺でたまに見掛けるニャンコ。

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何故、重箱と並んでるかというと、ここは空き店舗の前で

「ご自由にどうぞ」の張り紙と共にたくさんのキッチン用品が並んでいる場所だから。

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